留学生の労働条件を必ずチェック
『オーストラリアって稼げるんでしょ!?』『時給が2,000円って聞いたよ!!』っと
ワーキングホリデーや学生の方は、オーストラリアで一体どんな仕事に就けるのか、ワクワクした期待感を抱く反面、きちんと自分でお金を稼いで生活をしていくことができるのだろうか、と不安に思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。まずはオーストラリアでの労働条件から必ず頭に入れておきましょう。
観光ビザ
残念ながら労働を禁止されています
ワーキングホリデービザ
勤務時間に関しては特に制限なしで働くことが可能です。しかし、同一雇用主のもとで働けるのが「6ヶ月まで」と法律で決まっています。※場所と職種によっては6か月以上でも許可されます
※ただし実際には合法賃金(約18ドル ※州により多少前後します)で雇っていないお店も多く、6ヶ月を超えても同じ雇用主のもとで働いているケースがあるのも事実です。違法賃金、現金でのやりとりのため、正式に雇っている証拠が残らないためです。
学生ビザ
同一雇用主のもとでの就労制限はありませんが労働時間に制限があります。学校の期間中は2週間の合計労働時間の条件が40時間までとなっています。
仕事をするための下準備
次に、オーストラリアで働く上で事前に準備しなければいけないものをご説明いたします。
銀行口座が必要
お給料をもらうときにオーストラリアの銀行口座が必要になります。銀行口座を持っていないとなにかと不便なので、渡豪してすぐに開設しましょう。
(オーストラリアの主要銀行:ANZ、NAB、Westpac、Commonwealth)
タックスファイルナンバー(Tax File Number)が必要
略してTFNと表記されます。オーストラリアの税務局が発行する納税者番号のことです。
賃金をもらうとき通常タックス(税金)が引かれて支払われるのですが、タックスファイルナンバーを取らずに労働した場合、所得に対して最高税率が課せられます。従って、働く予定がある方は必ず申請をしておきましょう。このタックスファイルナンバーを持っていることで、年に一度、タックスリターンという申請手続きができます。この手続きで、もし払いすぎているタックスがあれば返金されます。
レジュメ(履歴書)が必要
日本では、レジュメを手書きで書く場合もありますが、オーストラリアでは手書きではなくパソコンで作成するのが一般的です。書式は特に細かくは決まっておらず、それぞれ自分のスタイルで書いて問題ありませんが、基本的に自分の名前、連絡先、ビザの種類と期限、職歴、スキル、などの情報は入れましょう。オーストラリアでは、顔写真や性別の情報は必須ではなく、入れない人が多いです。
準備ができたらいざ仕事探し
インターネットで探す
最も主流な仕事の探し方は、やはり「インターネット」を利用することです。ネット上で仕事の求人を出しているところに対して連絡を取るのが手っ取り早く、効果的です。そこで、オーストラリアでよく使われている仕事を探すためのウェブサイトをいくつかご紹介します。
・Gumtree https://www.gumtree.com.au/ (英語)
・Seek https://www.seek.com.au/ (英語)
・JAMS https://www.jams.tv/ (日本語)
・NichigoPress http://nichigopress.jp/ (日本語)
ローカル求人(英語)
GumtreeとSeekは現地のオーストラリア人も使っているウェブサイトになるので情報量はかなり多いですが、その分やはり競争率も激しくなります。オーストラリア人、そして他の国からきた人も同じウェブサイトを見て仕事を探しているので、日本人が仕事をゲットするのは簡単ではなく、連絡をしても返事がないということも多々あります。しかし、タイミングがよければ、当然これらのサイトを通じてローカルの仕事を見つけることも可能ですので、ぜひ求人は頻繁にチェックしてみてください。
日系サイト(日本語)
JAMSと日豪プレスは日本人が運営する日系サイトです。日本食レストランを筆頭に、日系の企業などの求人情報を得ることができます。掲載されている連絡先に連絡をすると、高確率で返事をもらえます。オーストラリアへ来て間もない人や、英語に自信がない人は積極的にこちらのサイトを利用してみてください。中には、日本人の働き手を探しているオーストラリア人や他国籍の方の投稿もあります。
レジュメを配り歩く
インターネット以外で効果的な職探しの方法は、「レジュメを配り歩くこと」です。日本では飛び込みでお店に入って、レジュメを配ることはほとんどありませんが、オーストラリアでは珍しいことではありません。たまたま運良く人を募集していて採用に至ることもよくあります。特にローカルのお店では、直接自分の足でお店まで出向いて、仕事をゲットする方法が近道かもしれません。
あらゆる人脈
自分の人脈を使って友人経由で仕事を手に入れる、もしくは留学エージェントや語学学校が斡旋、紹介をしてくれる場合もあります。周囲のいろんなものを活用して情報を探ってみるのも大事です。
まとめ
オーストラリアでは”経験”が重視されます。日本での経験も大きいアドバンテージになります。しっかりアピールしましょう。慣れない海外での就労は不安も多いと思いますが、その分新しい出会いや経験が待っています。ぜひ、みなさん前向きに仕事探しに取り組んでみてくださいね。